2022年まとめ

年明けまでに書くつもりがいつの間にか年が明けていた。

退職してフリーランスになった

2017年に新卒で入社した会社を退職した。インターンを含めると約6年くらい働いていた計算になる。

辞めるまでの直近一年くらいは主に SRE の業務に従事しているチームのリーダーをやっていた。チームのプロジェクトマネージメント、メンバーのメンタリング、評価といった始めて経験するものも多く、ずっと四苦八苦しながら仕事に取り組んでいた気がする。結果的にメンバーを振り回してしまうことも多く、メンバーに迷惑をかけてしまった。申し訳ない気持ちでいっぱいである。

退職した理由はいくつかあるが、成長が停滞していたことと、仕事や私生活で取り組みたいことを重視した結果が主。

転職後は特に特定の会社の雇用にはつかず、フリーランスエンジニアとしてしばらくやっていくことにした。これは特定の企業の雇用に就かないという行為に対する知的好奇心と、フリーランスのほうが都合が良い諸々の事情から。フリーランスという形で特定の企業にコミットするという行為に対して若干の難しさも感じていて、どこかのタイミングでフリーランスは辞めるかもしれない。

フリーランスとしては元同僚がやっているところを中心に、いくつかの会社で仕事をさせてもらっている。お手伝いさせてもらっているところでは主に SRE やバックエンドの開発業務に取り組んでいる。技術的にチャレンジングなこともいくつかやらせてもらっていて、ここらへんはトピックとしても面白いと思うので、後々アウトプットできたらなと考えている。

フリーランスになった当初は仕事に時間を結構割くつもりであったが、後述するアドレスホッピングに伴う観光に思った以上に比重を置いてしまった。金銭的な余裕をもう少しつけたい気持ちがあるので、来年はもう少し仕事と向き合うようにしたい。

アドレスホッピングを始めた

フリーランスになったタイミングでアドレスホッピングを始めた。このアドレスホッピングを始めるというのは、前述した退職の理由の一つでもある。

モチベーションとしては見たことがない景色や文化に触れることを通じて得られた体験によって人生に幅をもたせたい、またそれをレバレッジとして仕事やその他のアウトプットを良質なものにしたいという考えから。現時点でこれが実現できているのか正直そこまでわかっていない。

アドレスホッピングでは行ったことがない場所を中心に、一週間から一ヶ月くらいのスパンで各地を転々としながら過ごしている。宿泊先としてはビジネスホテルを主に使っている。現地では仕事をしつつ、天気が良い日や人が少ないタイミングを見計らって観光を楽しんでいる。

居住にかかる費用については、もともと契約していた賃貸の家賃がそこそこ高かったこともあってアドレスホッピングの開始前後でそこまで大きく差は無く数万程度増えた程度。全国旅行支援が開催されていたこともあって、そこそこ割引が効いていたのもある。

一方で各地の観光でお金を使っていて、それによる出費がかなり大きい。とはいえこれは観光を控えめにしつつ仕事を増やせば自然と解消されるはず。来年の自分に期待したい。

なお2021年7月に実家から首都圏に引っ越していて、2022年8月にはアドレスホッピングを始めたため、契約した賃貸を一年弱で解約した形になった。フリーレント2ヶ月分があったものの早期解約してしまったために違約金を払う必要があったこと、また一通り家具を集めた後だったので金銭的にタイミングはかなり悪かった。しかしながらアドレスホッピングそのものはそこそこ楽しんで生活はできているので、そこはある程度必要経費だなと思って納得はしている。

家の解約については、一気に手元から荷物を無くすという他の人があんまりやったことがないような体験をしている。もしかしたら誰かの参考になるかもしれないので、アドレスホッピングでの生活での話と合わせてどこかでダンプしたい。

買ってよかったもの

小さい買い物をそこまでしなかったこともあり、全体的に単価が高いものばっかりになった。

  • objcts.io ソフトバックパック ミディアム
  • RIMOWA アルミスーツケース
  • SIGMA 16–28mm F2.8 DG DN | Contemporary
  • Apple MacBook Pro 14-inch M1 Max
  • Apple iPhone 14 Pro
  • Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)

objcts.io ソフトバックパック ミディアム

https://objcts.io/products/moore-soft-backpack-medium

白金台の objcts.io のショールームに訪れたときに一目惚れした。 値段がそこそこするので買うか悩んでいたものの、普段使っているバックパックに不満を覚えるようになったことを機に思い切って購入するに至った。デザインはもちろんのこと、革製のバックとしてはかなり軽く使い勝手がとてもよいのでかなり気に入っている。

使い始めて一ヶ月くらいだが、革がいい感じにしなってきた。革製品をあんまり使ったことがないこともあって、この時間経過による変化を楽しみつつ使っていけたらなと思う。

RIMOWA アルミスーツケース

アドレスホッピングをするにあたって手に入れたもの。現行モデルでは無い Topas Stealth の 100L。

値段はそこそこ高かったが、RIMOWA のスーツケースのデザインが好みであったこと、またスーツケースが家財なので投資をしても良いだろうということで迷わず購入した。RIMOWA のスーツケースは初めてだったのだが、荷物を収納しやすくするような工夫が各所に見られてとても良いツールだなと思う。

100L という大きめの容量ではあるもののサイズ感が丁度よく、東海道新幹線等や各種航空会社の荷物の大きさ制限に引っかからないというのはメリット。

一方でアルミという素材によるものではあるのだが重量がそこそこあるというのはちょっと難点。お土産にお酒を入れたら LCC の荷物の重量制限である 10kg を超えかけてしまい搭乗手続きの際に焦ってしまった。

SIGMA 16-28mm F2.8 DG DN | Contemporary

https://www.sigma-global.com/jp/lenses/c022_16_28_28/

アドレスホッピングを始めるにあたり、きれいな風景を写真で残したいという考えから購入。SIGMA fp のレンズとして利用している。

小型で写りも良いので、持ち歩く機会が多い。

Apple MacBook Pro 14-inch M1 Max

https://www.apple.com/jp/macbook-pro-14-and-16/

フリーランスになるにあたり、もう少し良いノートパソコンが欲しくなったので購入。買うならちゃんとしたものをということで CPU もメモリも盛ったものの、正直そこまでリソースを使うようなことはしていない。

カフェで作業することが多いというのもあって、バッテリー持ちが良いのはありがたい。

ちなみに中国のロックダウンに巻き込まれて2ヶ月くらい到着が遅れた。

Apple iPhone 14 Pro

https://www.apple.com/jp/iphone-14-pro/

使っていた iPhone 12 Pro のバッテリーがヘタってきたという理由で買い替えた。性能はさておき、バッテリー持ちが良くなったので買ってよかったなと思う。

この間酔って落としてかどが少し削れてしまった。儚い命だった。

Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)

https://www.ankerjapan.com/products/a2148

いままで外出時に MacBook Pro の電源としてApple 純正のものを持ち歩いていたが、普段の荷物を少なくしたいという考えから購入した。

電源を利用している際に少し本体が熱くなるところだけ気になるものの、 モチベーションは解消されたので概ね満足している。

行ってよかったところ

今年はアドレスホッピングを始めたので、2021年と比較してかなり色々な場所に行った。その中でも特に良かったところは次のところ。

  • 高知県 仁淀川
  • 愛媛県 下灘駅
  • 大分県 別府温泉
  • 京都府 嵐山

高知県 仁淀川

四国に滞在中の夏頃、友人とその父親が高知県の Mukai Craft Brewing というブリュワリーの醸造所県タップルームである BLUE BREW (https://mukaicraftbrewing.com/) に行くという予定になぜか自分が同行するというイベントが発生した。

仁淀川沿いという最高のロケーションもそうだが、食材を持ち込んで BBQ をすることができて、なおかつそこで提供されるビールも美味しいこともあって、とても楽しい時間を過ごすことができた。

BLUE BREW

なお BLUE BREW は山奥にあり車が必須であることから、タップルームを訪れるのであれば泊まることが必須になる。近隣にキャンプ場や小学校を改装した宿泊施設があるため、これらを使う形になると思う。自分たちは後者の施設を利用した。

また近くには中洲渓谷という渓谷があり、こちらも景色が最高だった。

中洲渓谷

雨竜の瀧

アクセスはそこまで良くないが、それでも機会があったらまた足を運びたいと思えるくらい気に入った場所だった。

愛媛県 下灘駅

愛媛県伊予市にある、伊予灘沿いにある駅。こちらも夏の四国滞在中に足を運んだ。

軽い屋根とベンチしか無い駅ではあるのだが、瀬戸内海を見渡せるロケーションがとても良く、これを目当てに観光客が来る人も多いらしい。自分はもともとあった予定がなくなってしまったために時間をつぶす目的で寄っただけだったのだが、景色がきれいだったためにいつの間にか数時間経過していた。

下灘駅

下灘駅の近くには下灘珈琲というコーヒーショップがあり、そこで買ったコーヒーを飲みつつ仕事をしたり海をぼーっと見ながら過ごしていた。

下灘珈琲

コーヒーと海

大分県 別府温泉

ふと温泉に入りたくなったために、12月頃に行ったことがない温泉地として大分県の別府市にある別府温泉に行くことにした。その中でも自分は鉄輪温泉というところに滞在した。

別府温泉では温泉街の中にあるコワーキングスペースである a side 満寿屋 (https://1side.jp/) を借りてそこで仕事をしつつ、タスクのきりが良くなったり、集中力が切れたタイミングで、周辺を観光したり入浴施設で温泉にはいって気分転換をしたりしていた。メリハリがついて仕事に集中ができつつ、リラックスもできてかなり QoL が高かった。

なお鉄輪温泉には蒸し湯という温泉の熱を使ったサウナのような入浴施設である蒸し風呂というものがあり、それがとても良かった。別府温泉には5日間ほどいたのだが、滞在中4回くらい行った気がする。

鉄輪むし湯

集中して仕事をしたくなったタイミングでまた訪れるかもしれない。

京都府 嵐山

紅葉を見たいというモチベーションで11月いっぱいは京都にいた。嵐山はその滞在中に観光した。

嵐山を訪れたタイミングでは紅葉が終わりかけていたものの、やはり景色はとても良く、散策をしているだけでかなり楽しむことができた。

なかでも良かったのは川端康成が小説を執筆するために滞在した建物である祐斎亭。丸窓の景色が机に映り込む様がかなり幻想的で、思わず長時間居座ってしまった。

祐斎亭

京都は生活するうえでかなり過ごしやすかった。観光シーズンを外し人が少なくなった頃合いをみてまた滞在したいと考えている。

おわりに

2022年は変化の年だった。2023年はもっと色々なことに挑戦し、仕事も私生活も全力で楽しんでいきたい。